以前からにわかに噂になっていましたが、【テクニクスが2010年2月までにターンテーブルの生産を終了する】との記事をちょっと前に読んだんですね。
それが本当だとしたら、とても残念ですよね。今のところ情報が乏しいので信憑性が無いのですが。。単なる噂話だけであって欲しいですね。
しかし一方では、今アメリカはレコードブームで、レコードセールスがうなぎ上りだとか。。?これは我々にとってこの上なく嬉しい現象だし、今のクラブミュージック・シーンに希望の兆しが見えて来たような気がして、これに関しては是非本当であってほしいニュース。
近年デジタル化が進むにつれレコード離れしていた人たちが、レコードでプレイする意味や良さを再認識し、再び市場にカムバックしてきてくれたとすれば、それはとても嬉しい事だし、もしくはなんらかのきっかけでレコードに魅了され、レコードを買い始めた人が増えたなら尚更素晴らしい事。
だからこそ、何故今このタイミングでテクニクスはターンテーブルの生産を終了するの?という声もあるようです。
ブームを起こすにはそれを爆発させる起爆剤が必要であって、それは火山噴火のようなもの。けれど、自然噴火とは違って、ブームは人為的に起こす事が出来る。ブーム=はやりで、はやりの後には廃りが訪れる。ごく自然なスパイラル。だから流行った時よりも事後の維持が大事だし、廃ったとしても何らかの偶然が重なるか、インフレが起こるとか。。もしくは人為的な作用によってマイノリティーがマジョリティーに逆転する日が来るかもしれないのです。信じましょう♪むしろ、祈ります。笑。
だからいつか本当に、万が一、店頭から新品のテクニクスのタンテが消えた時、気付くかもしれません。その存在の尊さに。いつも側にいるのが当たり前だった彼女が去ったときの様に。。笑。これはもっと複雑ですけどね。w
はじめてタンテを買った時の事、覚えていますか?
私は高校生の時でしたが、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。もちろんテクニクスSL-1200モデルで。タンテを買って間もない頃、父親に「JBの本当の良さを知るには、バラードを聴け!」と言われ(笑)、父親が持っていた「It's a man's man's man's world」の7インチを何度も何度も繰り返し聴いて感動したのをふと思い出しました。ジャケの傷みや盤のチリチリ具合も相当なものですが、それはその盤を父親が愛聴していた証。もしくはただ単に保存状態が悪かっただけかもしれないけど。。笑。
レコードには人それぞれの思い入れや歴史が刻まれているのです。
まさにプライスレス!
ビバ!レコード、ビバ!SL-1200シリーズ!